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藝大アートプラザについての素朴な疑問【徹底活用編】

2020/05/13 コラム

藝大アートプラザ店舗写真

新型コロナウイルス感染拡大への対策のため、緊急事態宣言中はお休みとなっている藝大アートプラザ。そこで、この機会を活用して、もっと藝大アートプラザについて皆さんに詳しく知って頂くために始まった「藝大アートプラザについての素朴な疑問」全3回シリーズ。

第1回では【基礎知識編】として、藝大アートプラザの基本的な情報をお届けしました。今回の第二弾では、【徹底活用編】として、藝大アートプラザで楽しく鑑賞してお買い物するためのちょっとお得な情報について紹介していきます!

Q1:展示作品は、手にとって触っても大丈夫?

小林佐和子「月夜の猫」
小林佐和子「月夜の猫」24,200円(税込)

これはケースバイケースです。

ガラスケースに入っている作品(絵画やアクセサリ類など)、壊れやすいもの・汚れやすいものなど繊細な作品はNGですが、ぐいのみやお皿といった生活の中で使う実用品は、手触りも重要な鑑賞ポイント。気軽に手にとって吟味することができます。(※ただし「触らないで下さい」と注意書きが張り出されている作品もありますのでご注意)

Q2:展示室内での作品の写真撮影はOKなの?

撮影OK

オープン当初は撮影不可でしたが、2019年秋から写真撮影が原則すべてOKになりました!美術館や百貨店等のギャラリーでは撮影不可となっている展覧会が多いので、これは嬉しい措置ですよね。お気に入りの作品が見つかったら、いろいろな角度からガンガン撮影してSNSでアップしてみましょう!

ただ、かなりの作品数が所狭しと展示されていますので、展示台から作品を落としたり、壊したりしないように気をつけてくださいね。(僕も何度かヒヤッとしたことがありました・・・)また、SNS等にアップする前は、展示室内の他のお客さんが写り込んでいないかよく確認してくださいね!

Q3:作品の「取り置き」ってできるの?

岡田敏幸「花の指輪入れ」
岡田敏幸「花の指輪入れ」176,000円(税込)

ホビーショップなどの専門店では、買うかどうか迷った際、あるいは持ち合わせが足りない時に、他の人に買われないように確保する「とりおき」という技が使えることがありますよね。

では、藝大アートプラザではどうなのかというと・・・、残念ながら作品購入前の「とりおき」はできません。

原則として、最初に作品購入のための代金、もしくは当日何らかの事情で全額支払うことができない方の場合は、後日残金を期日内に支払うというという条件で、作品価格の高低にかかわらず、「内金」1万円を支払って購入権を確保することはできます。(※ただ、この1万円はいわゆる「供託金」「保証金」のように後日キャンセルした時に戻ってくる意味合いのものではなく、一種の分割払いみたいな性格のものなので、内金支払後の購入キャンセルは不可となっています。よって、基本的には当日全額を支払って購入した方と条件の優劣はありません。)

常設展示作品や、アクセサリ等の小品など、購入して即日持ち帰ることができる作品を購入したけれど、当日持ち帰るのが難しい場合は購入済み作品として一定期間取り置くことは可能です。

Q4:出品作家についてもっと詳しく知りたい!

企画展・常設展示を問わず、企画展を実施する毎に数名の出展作家を選んでインタビューが行われています。インタビューが収録された出品作家は、藝大アートプラザ内の「アーティスト」ページに、プロフィールが掲載されます。こちらを見れば、作家のプロフィールとインタビューをじっくり読むことができますよ。インタビューでは、展示作品を中心として作家のプロフィールや作風などが丁寧に掘り下げられているので、作品鑑賞のお供にぴったりですよ。

また、「なぜ藝大を志したのか」という“藝大へのこだわり”もお聞きしています。各アーティストによって、バラエティに富んだ回答が読めますので、その点にもぜひ注目してみてくださいね。

★藝大アートプラザHP「アーティスト」

添田亜希子さんのページ
ガラス工芸作家の添田亜希子さんのページ。藝大アートプラザ企画展の常連人気アーティストです。顔写真付きのプロフィールと、インタビュー記事が読めるようになっています。

インタビューが収録されている作家の中には、藝大アートプラザの常連作家も数多く登場しています。頻繁にアップデートされていますので、定期的にチェックしてみてくださいね。

Q5:買った作品は、購入後すぐに持ち帰ることができるの?

高橋綾「カードスタンド」
高橋綾「カードスタンド」各1,100円(税込)/常設展示作品は、購入して即日持ち帰ることができます。

常設展示やオリジナルグッズ、書籍類については、購入後、そのまま持って帰ることができます。企画展の展示作品の場合、一部の小品などを除いては展示期間終了後の引き渡しになります。その際、改めて藝大アートプラザまで作品を取りに来て頂くか、宅急便等での郵送のどちらにするか選ぶことができますよ。

Q6:作品リストってもらえるの?

店舗内観

美術館や百貨店などの企画展では展示室の出入り口でよく配布されている作品リスト。あとで作家や作品を調べる時に便利ですよね。残念ながら、藝大アートプラザでは必ずしも企画展ごとに毎回制作されているわけではありません。

なぜなら、売れた作品の中には即日持ち帰ることができるものがあったり、売り切れた場合は、展示期間中に同じ作家の別作品が臨時で追加されるなど、作品の入れ替えが流動的に発生する可能性があるからなのですね。例外的に、「藝大アートプラザ大賞展」など、展示期間中に展示作品が固定されているようなコンペティション形式の公募展では出品リストが作成・配布されていますよ。

Q7:振り込みでの支払いって可能なの?

レジ

原則、来店しての決済のみになります。来店時は、現金払いだけでなくカード決済も選べます。VISA、Master、JCB、アメックスなど大手カード会社はほぼ対応していますし、中国人観光客向けに銀聯やアリペイも使えるようになっています!

Q8:展示作品をネット通販で購入できないの?

通販ページ

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一部のギャラリーなどではオンライン上の作品画像を見ながらネット上で作品を購入できるサービスなども始まっていますよね。実は、藝大アートプラザでも、2020年3月から常設展示の一部が小学館の運営するネット通販サイト「大人の逸品ショップ」で購入できるようになりました!

作品は店頭との併売となるので、結構回転率も良いみたいです。早速僕も少し使い勝手を試してみましたが、スマホ・デスクトップともに直感的に使いやすいユーザーインターフェースに仕上がっていました。

通販ページ

今後もっと多数の作品が順次アップされる予定です。こちらも定期的にチェックしてみると、意外な掘り出し物が見つかるかもしれませんね。

Q9:作品のキャプションに貼られている赤いシールにはどんな意味があるの?

赤いシール

企画展を丹念に見ていくと、すぐに気づくのが展示作品のキャプションカードに貼られている小さな赤いシール。これは、「売約済み」という意味なんです。人気作家の場合、展覧会初日の午前中に出品作品の全作品に赤いシールが貼られてしまうこともあります。

日を置いて何度か企画展に通ってみると、会期が進むにつれてこの「赤いシール」の数が少しずつ増えていくのがわかります。実はこの赤いシールを数えるのが、僕の藝大アートプラザでの密かな楽しみ方の一つでもあったりします。藝大アートプラザでは、どんなタイプ・価格帯の作品がよく売れるのか、じっくり観察してみてくださいね。

Q10:贈答用のラッピングなどもやってもらえるの?

ぐい呑みやお箸、アクセサリ、ちょっとした絵画作品などは大切な人への贈り物にも最適ですよね。僕も先日、アート仲間への誕生日プレゼントを藝大アートプラザで購入してみましたが、購入時に「ギフト用のラッピングをお願いします」と言えば、無料で対応してもらえました。結構スッキリしたデザインですよね。

ギフト包装

ギフトの包装紙に貼り付けるためのリボンも「金」「赤」「緑」の3種類から選べるようになっていました。「金」が一番人気のようですね。

ギフト包装

ラッピングしてもらった後は、藝大アートプラザ謹製のオリジナル紙バッグに入れてもらえます。重たいものを入れても底が抜けないように、結構しっかりした素材で作られていました。この時は、2人分のプレゼントを購入したので、友人に当日受け渡しする時に使えるよう、余分に2枚紙バッグをつけてもらうこともできましたよ。

こうしたギフト用の包装は、原則として全て無料で対応してくれます。ぜひ活用してみてくださいね。

Q11:購入した作品は、宅配便で配送してくれるの?

宅配OK

作品によっては、とても手で持って帰ることができない大型作品や、壊れやすい繊細な作品などもありますよね。そんな時は、後日時間指定での宅配サービスでの配送も対応してくれます。厳重な梱包を施した上で、指定の場所・時間に宅配してくれますよ。

Q12:出品のリクエストってできるの?

リクエスト

藝大アートプラザがオープンして約1年半経過しましたが、まだまだ企画展のテーマ選定、作品の展示方法からキュレーションまで、色々と試行錯誤が続いています。

その中で、お客さんからのフィードバックは非常にありがたいもの。「こんな作品を見てみたい」「藝大出身でこんな有望な作家がいる!」といった要望から、「私も作品を出品してみたい」という自薦まで、ぜひ気軽に店員に伝えて頂けるとありがたいとのことです!
(次回は、Q&A最終回「番外編」です!)


取材・撮影/齋藤久嗣 撮影/五十嵐美弥(小学館)

※掲載した作品は、実店舗における販売となりますので、売り切れの際はご容赦ください。