【12月13日開催】藝大生によるミニコンサート「東西の呼吸 — 琵琶と龍笛のための雅楽」

ライター
藝大アートプラザ編集部
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おしらせ

2025年12月13日(土)15時より、藝大アートプラザにてミニコンサート「東西の呼吸 — 琵琶と龍笛のための雅楽」を開催いたします。入場無料・予約不要ですので、どなたさまもお気軽にご来場ください。

コンサート概要

東西の呼吸 — 琵琶と龍笛のための雅楽
開催日時:2025年12月13日(土)15:00開演
入場料:無料
予約:不要

※当日の演奏時間は会計業務を一時中断させていただきます。
※録音・撮影が可能です。

曲目予定

音にならない会話(作曲/編曲:Julián Ferreira)
無名3 Untitled 3(作曲/編曲:Julián Ferreira)
離(作曲/編曲:Julián Ferreira)

演奏者

織音(おりおん)

撮影/Kalina Leonard(@kalinaleonard

雅楽の伝統に根ざしながらも、その枠を超えて再構築することを目指す創作プロジェクト。楽琵琶と龍笛という古代の楽器を通じて、静謐と激情、過去と現在、東洋と西洋が交錯する新たな音の地平を探る。形式や様式の再現ではなく、千年の響きを現代の感性と結び直し、「雅」の本質を今に生かすことを試みている。Instagram @oriongagaku

演奏者プロフィール

Julián Ferreira(フェレイラ・フリアン)


フリアン・フェレイラは、コロンビア出身のマルチインストゥルメンタリスト兼作曲家。バルセロナで現代ポピュラー音楽を学んだ後、バークリー音楽大学を卒業し、コロンビア国立大学で芸術教育の修士号を取得。現在は日本の文部科学省の奨学金を受けて、東京藝術大学音楽研究科の修士課程に在籍しており、研究テーマは現代雅楽と黛敏郎の作品『昭和天平楽』である。札幌と東京で日本の伝統楽器や雅楽理論を学び、自身の音楽プロジェクト「ORION 織音」を主宰。楽琵琶と龍笛・高麗笛のためのオリジナル作品を制作・演奏している。演奏者、作曲家、アレンジャーとして国際的に活動し、さまざまなコロンビアの音楽アンサンブルとも協働している。

【受賞歴】
2011年にバークリー音楽大学のヨーロピアン・スカラシップおよびバークリー・インターナショナル・ネットワーク(BIN)奨学金を受給し、国際的な音楽教育の場で研鑽を積む。その後、2020年にはボゴタ・フィルハーモニー管弦楽団主催の吹奏楽のための作曲賞で第1位を受賞し、同年「Filarmónica al Barrio」プロジェクトでも作品《Vínculos》が選出された。2021年には、ボゴタ市の文化機関IDARTES主催事業「Colombia al Parque」にグループ《MOQUE》として採択され、同年、米国マサチューセッツ州ブライトンで開催されたSilkroad主催のGlobal Musician Workshop奨学金も受給。2022年には第3回Q-Arte全国弦楽四重奏作曲コンクールで第2位を受賞し、IDARTESによる音楽分野人材向け大学院奨学金にも採択された。翌2023年、日本政府(文部科学省)奨学金を在コロンビア日本国大使館推薦で受給し、さらに2024年には、世界の新進作曲家を対象とした支援プログラム「SEED 2024」奨学生に選出され、日本の笙のための新作委嘱を通じて異文化交流に取り組んでいる。

後藤宣裕


龍笛奏者・神職。1300年以上続く神社の家に生まれ、幼少より龍笛や篠笛に親しむ。國學院大學で宗教学を修めた後、京都市の伏見稲荷大社に奉職。現在は東京藝術大学にて雅楽を専攻し、龍笛を宮内庁式部職楽部・小山貴紀氏、雅楽奏者・纐纈拓也氏に師事。龍笛奏者として、毎年プラハ映画祭に出演するほか、サウジアラビア国立管弦楽団との共演、テレビ朝日『題名のない音楽会』やNHKラジオ『福之音』出演など、国内外で演奏活動を展開。 また楽琵琶とのユニットを組み、雅楽の新しい音を生み出そうと模索している。神社や各種イベントでの奉納演奏に加え、神事奉仕や文化講演・ワークショップを通じて、日本の伝統音楽と文化を広く発信している。

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