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上野の美術館で開催中の展覧会まとめ2023〜イベント・企画展・特別展など〜

ライター
藝大アートプラザ編集部
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奥上野エリア美術展情報

東京・上野公園周辺で、開催中の注目の展覧会・展示ニュースをまとめました。美術館や博物館巡りの参考にご覧ください。

※記事に掲載している情報は、毎月25日前後に更新します。
※新型コロナウイルスの影響により展覧会やイベントの内容が変更されている場合がございます。最新の情報は各施設の公式ホームページなどでご確認ください。

2023年4月のまとめ

特別展「東福寺」

会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期:2023年3月7日(火)~2023年5月7日(日)

新緑や紅葉の名所として知られる東福寺は、京都を代表する禅寺の一つです。朝廷の最高実力者・九条道家の発願により、中国で禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建されました。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来します。中世の面影を色濃く留める巨大な建造物の数々は圧倒的なスケールを誇り、その特徴を表した「東福寺の伽藍面」の通称で知られています。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観いたします。草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなくご覧いただきます。

展覧会詳細:https://tofukuji2023.jp/

創立150年記念特集 王羲之と蘭亭序

会場:東京国立博物館 東洋館 8室
会期:2023年1月31日(火)~2023年4月23日(日)

東晋時代・永和9年(353)の3月3日、会稽(浙江省紹興市)山麓の風光明媚な蘭亭で、王羲之が名士を招き、修禊の雅会を催しました。会で詠まれた詩集の序文として王羲之が起草した「蘭亭序」とともに、「蘭亭修禊」の故事は、雅集の典型として後世の東アジアにおける文人の憧憬となりました。東京国立博物館創立150周年、日中国交正常化50周年にあたる2022年度に、日中に通底する文人文化を紹介します。王羲之の書法や蘭亭修禊を伝える書画文房の優品、あるいは雅集など文人の憧憬の対象となった事物に関する作品を、(1)王羲之書法の伝統、(2)蘭亭序とその文化、(3)さまざまな雅集の故事、(4)山水画中の文人交流、の4つのテーマに分けて展示します。
本展は、台東区立書道博物館との連携企画20周年の記念展として開催します。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2557

博物館でお花見を

会場:東京国立博物館 本館
会期:2023年3月14日(火)~4月9日(日)

東京国立博物館は、今年も「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園では、さまざまな種類の本物の桜を堪能いただけます。当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=10835#hanami_tnm

創立150年記念特集 コレクションの探求 はにわ展から50年

会場:東京国立博物館 平成館 企画展示室
会期:2023年2月28日(火)~2023年4月9日(日)

昭和48(1973)年、特別展観「はにわ」が東京国立博物館で開催されました。本特集は、その「はにわ」展から現在にいたる東京国立博物館が所蔵する埴輪の50年間を振り返ります。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2572

未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―

会場:東京国立博物館 本館 2室
会期:2023年2月28日(火)~2023年4月9日(日)

東京国立博物館は、令和4年(2022)に創立150年を迎えました。この150年の歴史のなかで収集された文化財のなかには、国指定の国宝や重要文化財となっていなくとも素晴らしい作品が数多く収蔵されています。「150年後、もしくはその先の未来、この国宝室にはどのような作品が展示されているのだろう」。こういった問いかけから、今年度は「未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―」というテーマで展示を行なうことにしました。私たち研究員が選び抜いたイチ押しの作品を「未来の国宝」と銘打って、年間を通じてご紹介していくという試みです。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2527

デジタル法隆寺宝物館

会期:2023年1月31日(火)~2023年7月30日(日)
会場:東京国立博物館 法隆寺宝物館 体験型展示スペース

ジタル法隆寺宝物館は、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製でくわしく鑑賞、体験する展示室です。法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」をテーマに、臨場感あふれるグラフィックパネル(複製)と大型8Kモニターで絵の詳細まで自在に鑑賞できるデジタルコンテンツを展示します。また、伎楽面や装束の当初の姿を考証した復元模造では、かつて人々を魅了した伎楽という芸能の色鮮やかな世界観にふれることができるでしょう。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2571

東京国立博物館

住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
公式サイト:https://www.tnm.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/YWjaJoqwxGUJLaEM7

特別展「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」

会場:東京都美術館
会期:2023年1月26日(木)~4月9日(日)

19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求しました。本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、ウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観します。

展覧会詳細:https://greats2022.jp/

特別展「マティス展 Henri Matisse: The Path to Color」

会場:2023年4月27日(木)~8月20日(日)
会期:東京都美術館 企画展示室

20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954年)。強烈な色彩によって美術史に大きな影響を与えたフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。

展覧会詳細:https://matisse2023.exhibit.jp/

東京都美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
公式サイト:https://www.tobikan.jp/index.html
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/STJUT3f1V3a47re27

憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 La Bretagne, source d’inspiration : regards de peintres français et japonais

会場:国立西洋美術館
会期:2023年3月18日(土)〜6月11日(日)

19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンをはじめ多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。今回は絵画や素描、版画にとどまらず、当時の画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った絵葉書や旅行トランクなども展示。多様な画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみませんか。

展覧会詳細:https://bretagne2023.jp/

橋本コレクション展―指輪よりどりみどり

会期:2023年3月18日(土)~6月11日(日)
会場:国立西洋美術館 新館2階 版画素描展示室

隕石、歯、髪の毛、紙、化石となった魚の骨 ーこれらは当館所蔵品の素材の名前ですが、それはいったいどんな作品でしょうか。答えは指輪です。国立西洋美術館は約870点にもおよぶ指輪を主とする宝飾品を所蔵しています。これらはすべて橋本貫志氏より2012年に当館に寄贈され、「橋本コレクション」と呼ばれています。ダイヤモンドやルビーなどの宝石の数々、あるいはカルティエやブルガリといった名だたるメゾンは、ジュエリーの名にふさわしい橋本コレクションの華やかなアイテムの例ですが、冒頭にあげたような素材からなる風変わりな指輪もコレクションを特徴づける重要な顔ぶれです。⁠素材に限った話ではありません。時代も地域も形式も技法も、かたよることなくてんでばらばらに収集されているのです。この指輪の多様性こそが、橋本コレクションの稀有な特色です。本展ではこの持ち味を生かすよう、種々雑多な作品を取り揃えて皆さまをお待ちします。街中でウィンドウショッピングをするかのように、展示室でぶらぶらしてください。きっとお気に入りの指輪に巡り合えるはずです。

展覧会詳細:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023hashimoto.html

国立西洋美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/qAq7EVGnuRjxwtRe9

特別展「恐竜博2023」

会場:国立科学博物館 
会期:2023年3月14日(火)~6月18日(日)
“究極”の防御のために胴体に板状・トゲ状の突起や鎧を進化させた装盾類(剣竜類・鎧竜類)。そのような植物食恐竜たちに対抗するなかで、身体を大型化したり歯や爪を進化させたりしたティラノサウルス類やメガラプトル類などの肉食恐竜。本展では、「攻・守」をキーワードに、両者を対比しながら恐竜たちの進化を読み解きます。

展覧会詳細:https://dino2023.exhibit.jp/

写真展「都市蝶」

会場:国立科学博物館 附属自然教育園
会期:2023年3月18日(土)~4月23日(日)
写真家 関洋が東京都心でとらえた 身近に輝く小さな命をご紹介します。

展覧会詳細:https://ins.kahaku.go.jp/event/2023/03toshityou/imgs/toshityou202303.pdf

企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」

会場:国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
会期:2023年3月14日(火)~4月9日(日)

日本のボタニカルアート(植物画)の先駆者、太田洋愛が描いた貴重なサクラの水彩画約100点を展示するとともに、その描画の素材となったサクラの押し葉標本のほか関連資料を公開します。展示する植物画の多くは、日本のサクラ研究の集大成ともいえる出版物『日本桜集』の原画です。本企画展を通じてサクラの自然史研究における太田と大井の業績を紹介します。

展覧会詳細:https://www.kahaku.go.jp/event/2023/03BotanicalArt/

国立科学博物館

住所:〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
公式サイト:https://www.kahaku.go.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/zBoHtasXcNCq7FSt8

第51回写実画壇展

会場:上野の森美術館 本館1F 本館2F ギャラリー
会期:2023年4月1日(土)〜4月7日(金)
会員と招待作家による洋画、約100点を展示。別館ギャラリーでは小品、約85点を展示。

展覧会詳細:https://heibayou2022-23.jp/

第37回ハクビ和紙ちぎり絵創作展

会場:上野の森美術館 本館1F 本館2F
会期:2023年4月8日(土)〜4月14日(金)
講師と生徒による、和紙ちぎり絵創作作品。約500点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121278

日本画 齋藤 陽 展 Japanese Painting

会場:上野の森美術館 ギャラリー
会期:2023年4月8日(土)〜4月19日(水)

日本画の大作や屛風など、約25点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121279

第45回記念 官公書連役員展ファイナル

会場:上野の森美術館 本館1F
会期:2023年4月15日(土)〜4月19日(水)

会員・評議員以上の書作品(額・軸)約80点を展示。漢字・かな・近代詩文書・刻字・篆刻ほか。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121281

第44回高友社書展

会場:上野の森美術館 本館2F
会期:2023年4月15日(土)〜4月19日(水)

漢字・調和体・かな等の書作品、学生展を併催。一般約70点、学生約100点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121280

古代文字渉歴 詩・書・篆刻・刻字 安藤 豐邨 展

会場:上野の森美術館 本館1F
会期:2023年4月20日(木)〜4月26日(水)

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121282

矢島 康弘 個展

会場:上野の森美術館 本館2F
会期:2023年4月20日(木)〜4月26日(水)

矢島康弘による現代アート作品、約40点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121284

映水 個展

会場:上野の森美術館 ギャラリー
会期:2023年4月20日(木)〜4月26日(水)

映水による日本画作品、約20点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121283

第41回 上野の森美術館大賞展

会場:上野の森美術館 本館1F 本館2F
会期:2023年4月29日(土・祝)〜5月10日(水)

41回目となる「上野の森美術館大賞展」は、今年も画材や描法も幅広く個性豊かな力のある作品が全国から多数集まりました。池田良二、内田あぐり、O JUN、加藤良造、児玉靖枝、土屋禮一、湯山俊久、坂元暁美の8名の審査員により、963点(709名)の作品が2月26日(日)、27日(月)の2日間にわたり選考されました。その結果、今年の入選作品は141点(141名)となり、さらに審査を重ねて絵画大賞に徳永なごみさんの「MUSUBI」が選出されました。そのほか、評価の高かった4点を優秀賞として、田中 正さん、田中寿之さん、HASE.さん、馬渕一樹さんの作品が選ばれました。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/taisho/41/

第40回上野の森美術館大賞展 入賞者展

会場:上野の森美術館 ギャラリー
会期:2023年4月29日(土・祝)〜5月10日(水)

2022年の「第40回上野の森美術館大賞展」において入賞した、作家5名の新作を展示します。出品作家: 渡辺 愛子、江越 里南、白肌 4、曽我 祉琉、田中 寿之。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1121286

上野の森美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
公式サイト:https://www.ueno-mori.org/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/uJhhtLKG8JR9rK999

「買上展」藝大コレクション展2023

会場:東京藝術大学大学美術館 学部:東京都美術館・大学構内、大学院:大学美術館・大学構内
会期:2023年3月31日(金)〜2023年5月7日(日)

「買上」とは、東京藝術大学が卒業および修了制作の中から各科ごとに特に優秀な作品を選定し、大学が買い上げてきた制度です。遡って、前身である東京美術学校でも卒業制作を買い上げて収蔵する制度がありました。本学が所蔵する「学生制作品」は1万件を超えますが、本展ではその中から約100件を厳選し、東京美術学校時代から現在にいたる日本の美術教育の歩みを振り返ります。

展覧会詳細:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/03/collection23.html

東京藝術大学大学美術館

住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
公式サイト:https://museum.geidai.ac.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/rh87NMyKYSvundFy7

企画展「GEIDAI ART JUNGLE returns 藝大密林化計画」

会場:藝大アートプラザ
会期:2023年3月18日(土)〜5月28日(日)

さあ、藝大アートプラザにアートな生き物たちが帰ってきました。今回のテーマは「藝大密林化計画」。アーティストたちが創り出すさまざまな生き物たちで、ここ藝大アートプラザを「アートのジャングル」にしてしまおうという計画です。ジャングルの魅力ってなんでしょう?それはジャングルに住む生き物たちの「多様性」なのではないでしょうか。そしてこの「多様性」こそがアートの魅力そのものだと私たちは考えます。実在する動物や植物、空想上の生物、作家の頭の中にだけ生える植物、私たち人間、ART JUNGLEには多種多様なアートの生き物が生息しています。想像を超えた藝大の密林を存分にお楽しみください。。

展覧会詳細:https://artplaza.geidai.ac.jp/column/18291/

藝大アートプラザ

住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
公式サイト:https://artplaza.geidai.ac.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/w6T4HWuMghT2xfAX7

-2023年3月末更新-

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