上野の美術館で開催中の展覧会まとめ2024〜イベント・企画展・特別展など〜

ライター
藝大アートプラザ編集部
関連タグ

東京・上野公園周辺で、開催中の注目の展覧会・展示ニュースをまとめました。美術館や博物館巡りの参考にご覧ください。

※記事に掲載している情報は、毎月25日前後に更新します。
※展覧会やイベントの内容が変更されている場合がございます。最新の情報は各施設の公式ホームページなどでご確認ください。

2024年2月のまとめ

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期:2024年1月16日(火)~2024年3月10日(日)

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ・1558〜1637)は戦乱の時代に生き、さまざまな造形にかかわり、革新的で傑出した品々を生み出しました。それらは後代の日本文化に大きな影響を与えています。しかし光悦の世界は大宇宙(マクロコスモス)のごとく深淵で、その全体像をたどることは容易ではありません。そこでこの展覧会では、光悦自身の手による書や作陶にあらわれた内面世界と、同じ信仰のもとに参集した工匠たちがかかわった蒔絵など同時代の社会状況に応答した造形とを結び付ける糸として、本阿弥家の信仰とともに、当時の法華町衆の社会についても注目します。造形の世界の最新研究と信仰のあり様とを照らしあわせることで、総合的に光悦を見通そうとするものです。「一生涯へつらい候事至てきらひの人」で「異風者」(『本阿弥行状記』)といわれた光悦が、篤い信仰のもと確固とした精神に裏打ちされた美意識によって作り上げた諸芸の優品の数々は、現代において私たちの目にどのように映るのか。本展を通じて紹介いたします。

展覧会詳細:https://koetsu2024.jp/

生誕180年記念 呉昌碩の世界—金石の交わり—

会期:東京国立博物館 東洋館 8室
会場:2024年1月2日(火)~2024年3月17日(日)

清朝末期から中華民国初期に活躍した呉昌碩(ごしょうせき)(1844~1927)は、書画篆刻(てんこく)の芸術に偉大な業績を遺しました。中国では18世紀後半以降、古代の金属器や石刻など、金石(きんせき)の銘文(めいぶん)を制作の拠りどころとする碑学派(ひがくは)や金石画派が興ります。呉昌碩もまた奥深い金石の研究に没頭しました。とりわけ「石鼓文(せっこぶん)」の臨書(りんしょ)は、呉昌碩の芸術を「金石の気」に満ちた素朴で重厚なものへと昇華させます。呉昌碩は安吉(あんきつ)(浙江(せっこう)省)の知識人の家系に生まれました。太平天国の乱(たいへいてんごくらん)(1851~64)により、苦難の生活を強いられたものの、学問への志を絶やさず、杭州(こうしゅう)(浙江省)、蘇州(そしゅう)(江蘇(こうそ)省)、上海へと活動の場を広げます。各地で金石を介して師友と親交を深め、研鑽を積んだ呉昌碩は、後年、上海芸術界の中心人物となり、日本にも多大な影響を与えました。令和6年(2024)は呉昌碩の生誕180年にあたります。本展はこれを記念し、呉昌碩の芸術活動に焦点をあてます。第1部「呉昌碩前夜」では、金石を尊重した先学や、呉昌碩に先行する上海の芸術家たちの作品をご覧いただきます。第2部「呉昌碩の書・画・印」は、呉昌碩の書画や印譜(いんぷ)を概観し、作風の変遷をたどります。第3部「呉昌碩の交遊」では、師友や弟子の作品に注目します。本展を通して、「金石の交わり」のなかで築かれた呉昌碩の世界をご堪能いただけますと幸いです。

展覧会詳細:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2638

建立900年 特別展「中尊寺金色堂」

会期:2024年1月23日(火)~2024年4月14日(日)
会場:東京国立博物館 本館 特別5室

本展は上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。また、会場では、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現します。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をご覧ください。

展覧会詳細:https://chusonji2024.jp/

東京国立博物館

住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
公式サイト:https://www.tnm.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/YWjaJoqwxGUJLaEM7

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室

第1回印象派展から150周年を迎える2024年、印象派がヨーロッパやアメリカへもたらした衝撃と影響をたどる展覧会を開催します。19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集いました。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰ります。本展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目します。
アメリカ・ボストン近郊に位置するウスター美術館は、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきました。このたび、ほとんどが初来日となる同館の印象派コレクションを中心に、日本でもよく知られるモネ、ルノワールなどフランスの印象派にくわえ、ドイツや北欧の作家、国際的に活動したサージェント、さらにはアメリカの印象派を代表するハッサムらの作品が一堂に会します。これまで日本で紹介される機会の少なかった、知られざるアメリカ印象派の魅力に触れていただく貴重な機会となります。

展覧会詳細:https://worcester2024.jp/

東京都美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
公式サイト:https://www.tobikan.jp/index.html
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/STJUT3f1V3a47re27

もうひとつの19世紀 ―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち

会期:2023年9月19日(火)〜2024年2月12日(月・休)
会場:国立西洋美術館 版画素描展示室(常設展示室内)

本小企画展では、ウィリアム・アドルフ・ブーグロー(1825-1905)やジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-1896)をはじめとする両国のアカデミー画家たちのキャリアを辿り、多様化した主題やモティーフ、モデルに焦点をあてることで、その柔軟かつ戦略的な姿勢と彼らが率いた「もうひとつの19世紀」を浮き彫りにします。

展覧会詳細:https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023painters.html

国立西洋美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/qAq7EVGnuRjxwtRe9

特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」

会場:国立科学博物館 (東京・上野公園)
会期:2023年10月28日(土)~2024年2月25日(日)

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年 。世界中でますます注目の高まる和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介します。日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵や工夫が生み出した技術、歴史的変遷、そして未来まで、身近なようで意外と知らない和食の魅力に迫ります。

展覧会詳細:https://washoku2023.exhibit.jp/index.html

国立科学博物館

住所:〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
公式サイト:https://www.kahaku.go.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/zBoHtasXcNCq7FSt8

アトリエ展 Ueno-no-mori Atelier Exhibition

会場:上野の森美術館 本館1・2階
会期:2024年2月10日(土)〜2月15日(木)

2023年に開催された上野の森アートスクールの講座、及びアートレター・「日本の自然を描く展」文書講評に参加された方が対象となる展覧会です。出品作品は全て飾られますが、当スクールの講師による審査を行い、今回は優秀作品を20点前後選出しています。受賞者には、協賛社よりご提供いただいた記念品と、今年8月に上野の森美術館ギャラリーで開催予定の「Selection展」(アトリエ展受賞者によるグループ展)へ出品の機会が与えられます。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/artschool/blog/article?id=1173664

SCENE2023 アートスクール講師展

会場:上野の森美術館 ギャラリー
会期:2024年2月10日(土)〜2月15日(木)

アトリエ展2024に合わせて開催される講師展です。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/artschool/blog/article?id=1173664

第40回上野の森美術館大賞展 絵画大賞受賞者 渡辺 愛子 展

会場:上野の森美術館 ギャラリー
会期:2024年2月17日(土)〜3月1日(金)

「第40回上野の森美術館大賞展」絵画大賞受賞者 渡辺 愛子の個展。「第40回上野の森美術館大賞展」絵画大賞作品 《明日の忘れ物を探す日》ほか、受賞後の新作を展示します。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=11621644

第29回 日本の美術 全国選抜作家展

会場:上野の森美術館 本館1・2階
会期:2024年2月18日(日)〜2月22日(木)

全国の日本画、洋画、彫塑・工芸、写真など約300点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=11621643

第25回 風車の書画展

会場:上野の森美術館 本館1・2階
会期:2024年2月24日(土)〜2月29日(木)

書と絵画、約350点を展示。

展覧会詳細:https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=11621647

上野の森美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
公式サイト:https://www.ueno-mori.org/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/uJhhtLKG8JR9rK999

第72回東京藝術大学卒業・修了作品展

会場:東京藝術大学大学美術館 学部-東京都美術館・大学構内・大学院-大学美術館・大学構内
会期:2024年1月28日(日)〜2024年2月2日(金)

1月28日(日)から2月2日(金)まで、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館および本学構内において第72回東京藝術大学卒業・修了作品展を開催いたします。 学生生活の集大成として毎年ご好評を頂いております卒業・修了作品展は、今回で72回目を迎えます。美術学部全科が上野に一堂に会し、東京都美術館、大学美術館、そして大学構内にあるアトリエや屋外スペースを活用しながら、見応えのある展覧会を構成していきます。全員参加を実現する本展では、個人の指向性と自由な意思に基づく創作を研究目的の基軸とした環境にあり、互いに切磋琢磨することで培われてきた独創的な研究成果と、芸術文化の振興に寄与する社会型創作研究活動の新たな展開を感じ取っていただけることでしょう。 ぜひこの機会にご高覧、ご高評いただき、東京藝術大学卒業・修了生の更なる成長に期待していただければ幸いです。

展覧会詳細:https://diploma-works.geidai.ac.jp/2023/

東京藝術大学大学美術館

住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
公式サイト:https://museum.geidai.ac.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/rh87NMyKYSvundFy7

企画展「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展」

会場:藝大アートプラザ
会期:2024年1月27日(土)〜3月17日(日)

藝大アートプラザが年に一度開催している、藝大の学生を対象としたアートコンペティション「藝大アートプラザ・アートアワード」(旧「藝大アートプラザ大賞」)。今年は新たな取り組みとして、大賞、準大賞のほか「小学館賞」ならびに「JR東日本賞」を新設するとともに、デジタルアート部門を創設しました。東京藝術大学上野キャンパス内では、美術部門(平面・立体)部門の入賞作品が一堂に介します。年に一度の藝大アートプラザの祭をお楽しみください。

展覧会詳細:https://artplaza.geidai.ac.jp/column/22308/

藝大アートプラザ

住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
公式サイト:https://artplaza.geidai.ac.jp/
アクセス(GoogleMap):https://goo.gl/maps/w6T4HWuMghT2xfAX7

-2024年1月末更新-

おすすめの記事