2024年10月26日(土)より上野・藝大アートプラザにて企画展「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」を開催します。
Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ
東京藝術大学美術学部の前身である東京美術学校の校長を務めた岡倉天心は著書「The Book of Tea(茶の本)」の第一章をこんな言葉で終えています。
”Let us dream of evanescence, and linger in the beautiful foolishness of things”
(しばしの間はかなさを夢見ようではないか。そして物事の美しい愚かさに身をゆだねようではないか)
”foolishness”という言葉は通常否定的な意味でしか使われません。その言葉を”beautifull”と形容することによって、天心は功利的には役に立たないことやものに、あるいは、社会の文脈や関係性から解き放たれた一見無価値な存在に対して、最大の賛辞を送っているように見えます。
また、日本におけるポップの帝王ともいえる後白河法皇が編んだ「梁塵秘抄」には「遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけん」というその後の文学作品に大きな影響を与えた一節が収録されています。
今回藝大アートプラザは「美しき愚かさ」「遊びをせんとや生まれけむ」という二つの言葉に注目しました。もしかしてそんな存在のアートがあってもいいのでは?と思うからです。
藝大アーティストが織りなす「美しくて愚かな」そして「遊びをするために生まれた」作品の数々にしばしの間身をゆだねてください。
会期:2024年10月26日(土)〜12月8日(日)
※展示入れ替え無し定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日が休業)
営業時間:10:00-18:00
※営業日時が変更になる場合がございます。最新情報は公式Webサイト・SNSをご確認ください入場料:無料
会場:藝大アートプラザ(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)
出展予定作家一覧
浅野井春奈
今井完眞
尾形凌
加藤健一
倉敷安耶
真田 将太朗
須田日菜子
松尾 ほなみ
林樹里
林 奈緒子
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