齋藤弥主子「課題〜Subjects〜」開催のおしらせ

ライター
藝大アートプラザ編集部
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2025年4月26日(土)より、藝大アートプラザにて齋藤弥主子「課題〜Subjects〜」を開催いたします。

本展では、齋藤弥主子が浪人時代に予備校の課題で描いた作品群を展示いたします。どの作品も異なる手法で描かれており、齋藤自身が受験生時代から作家として自分の制作スタイルの探求に尽くして来た事を物語っています。それと同時に、多様な課題から学生個人の背景や特性よりも課題対応が重視される日本の美大藝大受験の実態も見て取ることができます。課題に振り回されながらも、一枚一枚真剣に向き合って描かれた作品は間違いなく珠玉の逸品であり、しかしながら、その一枚の中でしか存在しえない作家性でもあります。藝大受験という特異な環境から生まれる受験絵画の一瞬の純粋さ、ひたむきさ、儚さを感じ取って頂ければ幸いです。

※当展覧会のタイトルは“受験や大学時代は与えられたもの、これからは自分で設定するもの”という意味を込め、昨年藝大大学院を卒業し作家として歩んでいく齋藤に向けてセバスチャン高木が命名しました。

展覧会ステイトメント

日本の藝大美大受験生ほど過酷な修行を強いられる美術志望生もいないでしょう。個性の探求など鼻で笑うかの如く毎度毎度、予備校独特のノリと課題文に振り回される日々。自分を蕩尽しまくり、残ったものは何だったのか。藝大受験とはここまでの事を学生に強いるものなのか。怒涛のイメージと選択肢の嵐の中で、自分を得ては見失い、よすがに縋って持ちこたえた者もいれば、遂に帰って来れなかった者もごまんといる。立ち止まらなかった。振り返らなかった。振り返れば、自分の来た道と挫折した者達を思い出して足が竦むから。所謂、受験絵画。しかしどれも二度と描けない絵。自分がどんな大家になってもここまでの事はもうできないだろう。それらを見る度、芸術性とは?情熱とは?を問いかけずにいられない。

齋藤 弥主子 プロフィール

略歴
2022 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業
同大学院ダブルディグリープログラムにてASP(ヴロツワフ/ポーランド)に留学, 渡欧
2024 東京藝術大学大学院ダブルディグリープログラムによって The Eugeniya geppert academy of Art and Design in Wroclaw(ヴロツワフ/ポーランド)(以下ASP)にて修士課程修了
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了:版画第一研究室

個展
2024 齋藤弥主子展 “月日は百代の過客にして もう何も考えないで” シロタ画廊(東京・銀座)

グループ展
2022 Grid展 biscuit gallery(東京・渋谷)
    三菱地所賞受賞展示(丸ビルマルキューブ/東京丸の内)
2023 Don’t Make Yourself at Home / Nie czuj się jak u siebie(MD_S gallery/ヴロツワフ/ポーランド)
2025 Grid4展 biscuit gallery(東京・渋谷)

主な受賞歴
2019 五芸祭京都大会坂東賞
2022 三菱地所賞受賞
2023 Art Futures Asia 2023 ファイナリスト

会期

2025年4月26日(土)〜5月25日(日)
定休日:月曜休  
※5月5日、6日は営業、7日は休業

会場

藝大アートプラザ
(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)

※期間中は、同空間にて企画展「Art Jungle〜藝大動物園〜」も開催予定です。ぜひご覧ください。

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