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上野の国立科学博物館(科博)、日本館・地球館全フロア紹介!

ライター
木村悦子
関連タグ
上野 文化施設

国立科学博物館(通称、科博)は、自然史・科学技術史に関する国立唯一の総合科学博物館。上野の山にある美術館や博物館の中でも、明治10(1877)年創立と、日本で最も歴史のある博物館の1つです。

建物は地球館と日本館に分かれ、常設展示は全部で広さ1万平米ほど、展示点数は約2万5千点以上と、1日や2日では見きれないほどの充実ぶり。特別展や企画展も合わせると、途方もない気持ちになってきます。

まずは、常設展示をじ~っくり見てみませんか?

日本がテーマの日本館(地上3階、地下1階)

地球館と日本館とあるうちの日本館からご紹介します。日本館は、地上3階・地下1階から構成され、テーマは「日本列島の自然と私たち」。日本列島の自然と生い立ち、日本人の形成過程、日本人と自然の関わりの歴史を展示しています。

画像提供:国立科学博物館

展示見学の前に、建物自体にも注目していただきたいところ。日本館は昭和6(1931)年に竣工した、ネオルネサンス様式を基調とした華麗な建物で、国指定重要文化財です。中央ホールのステンドグラスなど、細部の意匠も魅力的です。

地下1階では、階段の吹き抜けに設置されているフーコーの振り子の展示は見逃せません。映像施設である「シアター36○(サン・ロク・マル)」にもぜひ立ち寄ってみてください。

地上1階~3階は北翼と南翼に分かれています。

1階北翼は企画展示室で、南翼は「自然をみる技」。日本で考案された暦(カレンダー)や天球儀・地球儀、時計などの展示から、日本の四季、自然の中で培われた観察眼と、ものづくりに対する独創性をうかがい知ることができます。

2階は、北翼が「日本人と自然」、南翼が「生き物たちの日本列島」。飼い主の死後も駅で帰りを待ち続けた秋田犬・忠犬ハチ公の剥製は、北翼で見られます。

画像提供:国立科学博物館

3階は、北翼が「日本列島の生い立ち」、南翼が「日本列島の素顔」。『ドラえもん』で「ピー助」として登場するフタバスズキリュウの全身復元骨格は北翼に展示。まさに、圧巻です。

地球がテーマの地球館(地上3階、地下3階)

地球館は、日本館よりさらにスケールが大きくなり、展示テーマは「地球生命史と人類」。

1階「地球史ナビゲーター」では、アロサウルスの全身骨格がお出迎え。

画像提供:国立科学博物館

ここでは、宇宙史・生命史・人間史の壮大な物語を美しい映像作品で学ぶことができます。始祖鳥の化石のレプリカなどもあり、触れる展示があることも科博の特徴です(※感染症などのため展示中止のことも)。「宇宙の営みの中で、人類の歴史は最近の出来事なんだな!」と実感できます。

2階では「科学技術で地球を探る」をテーマに、実験装置などを展示。観測ステーションのコーナーでは、人工衛星などで観測したデータが見られます。観測技術の基礎となる光や磁気などに関する物理学をテーマとする展示も充実しています。専門的な内容ですが、体験型展示を通して直感的に体感できる工夫がなされています。

地下1階「地球環境の変動と生物の進化 -恐竜の謎を探る-」では、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜の化石などを展示。リアルな展示や解説により、恐竜研究に触れられます。恐竜の研究を通して、異なる生き物に分類されている爬虫類と鳥類の間につながりがあることがわかった――そんな最新の研究成果も学べます。

地下2階は、「地球環境の変動と生物の進化 -誕生と絶滅の不思議-」。ジュラ紀の古生物である三葉虫(さんようちゅう)など、古生物の化石がインパクト抜群!

画像提供:国立科学博物館

地下3階「自然のしくみを探る」では、自然科学の分野でノーベル賞を受賞した日本人の業績がパネルと資料で紹介されています。小林・益川理論を実証したKEKB(ケックビー)加速器・Belle(ベル)測定器の一部の実物が展示され、こちらも必見です。

INFORMATION

国立科学博物館
所在地:東京都台東区上野公園7-20
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜(祝日の場合翌日)、12月28日~1月1日。くん蒸期間(6月下旬)
Webサイト:https://www.kahaku.go.jp/

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