内田亘「100年の謎」開催のおしらせ

ライター
藝大アートプラザ編集部
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2023年12月2日(土)より、藝大アートプラザにて内田亘による展示「100年の謎」を開催いたします。内田亘は東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻を修了しているアーティスト。藝大アートプラザの過去の企画展「Art Jungle 藝大動物園」「Met“y”averse~メチャバース、それはあなたの世界~」にも作品を多数出品しています。今回はそんな内田亘の世界観をたっぷりと堪能できる贅沢な展示。ぜひ会場でご覧ください。

展覧会ステイトメント

絵を描く時に何かアイデアがあって書くことは少ない。何かをきっかけに絵を描きたくなるのではなく、何かを描きたいという衝動が先にくる。

ただ普通に物を描くなら、見て描いた方が正確な形が描ける。見て描かないから形が歪む、歪む形が面白く見える。それを見てると余計な形を描き足したくもなる。

モチーフはなんでも良い。決まっていれば描きやすいけど、それで気に入ったものが描けるわけではない。描き上がった時に気に入ったこともあまりない。

とにかく早く描きたい。時間をかけると実際とのズレが気になって直してしまう。一度描いたズレは直さない方が良い。描き直すなら全部描き直す方が早い。

急いで描くからか達成感はない。すぐ次の絵に行くから良い絵だったかどうかの判断もつかない。

でも喜びは後からやってくる。

後から自分のドローイングを見返して、面白い絵を見つけた時は嬉しくなる。それは達成感とは違って、久しぶりに着た上着のポケットから500円玉を見つけた時のように幸運だと感じる。

内田亘プロフィール

1989年 三重県生まれ
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程 修了

会期

2023年12月2日(土)-12月17日(日)

会場

藝大アートプラザ
(東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内)

※期間中は、同空間にて企画展「Made in Art」も開催予定です。ぜひご覧ください。

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