上野・東京国立博物館で特別展「東福寺」の開催が決定! 会期は2023年3月7日(火)から5月7日(日)まで。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる今回の展覧会では、草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介。東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなく堪能できます。
東福寺とは
京都を代表するお寺「東福寺」。摂政・関白を務めた九条道家が嘉禎2 (1236)年から19年の歳月をかけて建立しました。奈良最大の寺院である東大寺と、また奈良で最も隆盛を極めていた興福寺にならい、各寺院から一字ずつ「東」と「福」の字を取って名付けられたといいます。京都の大寺院には、建仁寺の「学問面」や南禅寺の「武家面」など、それぞれのお寺の特徴の言い表しとして俗称がつけられています。東福寺も京都最大の大伽藍があることから、「伽藍面」と称されています。そんな東福寺の通天橋は、京都でも有名な紅葉スポット。紅葉の季節には毎年たくさんの人が訪れます。また新緑の季節の青もみじも美しく初夏の京都を彩ります。
特別展「東福寺」みどころ
大本山東福寺とその塔頭には、中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある貴重な文化財が伝えられ、国宝や重要文化財に指定されるものは105件に及びます。特別展「東福寺」では、「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆(みんちょう)による畢生の大作「五百羅漢図」の現存する全47幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展観(会期内、展示替えあり)。東福寺の寺宝が圧倒的なスケールで東京国立博物館に集まります。東福寺初の大規模展覧会、この貴重な機会をお見逃しなく。
展覧会基本情報
会期:2023年3月7日(火)〜2023年5月7日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
展覧会公式サイト:https://tofukuji2023.jp