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上野周辺の最新展覧会情報からおすすめアートスポットまで一挙に紹介。美術館や博物館巡り、また上野アート散歩の参考にぜひご覧ください。
上野で開催中の展覧会2022年最新情報
東京国立博物館、国立西洋美術館、東京都美術館に国立化学博物館……文化施設が集中している上野エリア。それぞれの美術館・博物館で毎日いろいろな展覧会が開催しています。各館で開催中の注目の展覧会・展示ニュースをまとめました。
上野でおすすめの美術館・博物館6選
1.国立西洋美術館
上野公園内にある国立西洋美術館は、フランス政府から寄贈返還されたコレクションを中心に西洋の美術作品を専門とする国立美術館。ル・コルビュジエや前川國男ら名建築家により設計された建物も見どころのひとつです。
▼国立西洋美術館の建築について詳しくはこちら
上野の世界遺産「国立西洋美術館」。世界のル・コルビュジエが設計した建築の魅力とは？
住所：〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号
公式HP：https://www.nmwa.go.jp/
2.上野の森美術館
上野の森美術館は、昭和47（1972）年に開館した上野公園内で唯一の私立美術館です。開館以来、さまざまなジャンルの展覧会や公募展を開催。近年では漫画作品が元になっている展覧会やユニークな企画展が話題を呼び、人気を博しています。
住所：〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
公式HP：https://www.ueno-mori.org
3.東京都美術館
東京都美術館は、当時「東京府」だった東京都が日本で最初の公立美術館として建設しました。開館は大正15（1926）年5月。国内や国外のアートを楽しめる特別展のほか、公募展や企画展など、年間を通じて多様な展覧会を数多く開催しています。また「アートへの入口」を目指し、美術館を交流の場として新たな可能性を探究するアート・コミュニケーション事業などを展開しています。
▼東京都美術館と東京藝術大学の連携事業「とびらプロジェクト」とは？
東京都美術館、とびらプロジェクトから上野アート散歩をはじめよう！
住所：〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
公式HP：https://www.tobikan.jp
4.国立科学博物館
国立科学博物館は、様々な分野の研究者らによる膨大な研究成果や数多くの標本資料などを収集・保管する博物館です。日本で最も歴史のある博物館のひとつで、国立の唯一の総合科学博物館。保管する資料の規模は日本最大級と言われています。
▼常設展だけで展示点数約2万5千点以上！ 膨大な規模の国立科学博物館詳しくはこちら
上野の国立科学博物館（科博）、日本館・地球館全フロア紹介！
住所：〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
公式HP：https://www.kahaku.go.jp
5.東京国立博物館
2022年で創立150年の東京国立博物館は、1872（明治5）年に開館した日本でもっとも長い歴史を持つ博物館。日本と東洋の美術作品をはじめ、考古遺物を含む収蔵品は約12万件。このうち国宝89件、重要文化財は648件と質・量ともに日本を代表するコレクションです。
▼トーハクの壁にアンモナイト？ 化石目線で歩く東京国立博物館
上野は化石の街だった！？国立科学博物館から松坂屋上野店まで化石を求めて歩いてみた
住所：〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
公式HP：https://www.tnm.jp
6.東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学大学美術館は、東京藝術大学に付属する美術館です。芸術資料の収集は、東京藝術大学の前身・東京美術学校の設置に先立って開始されました。以降130年以上にわたり収集されてきた約3万件の資料を収蔵・展示しています。
▼多彩なコレクションのみどころは？
東京藝術大学大学美術館とは？藝大コレクションの目玉作品も紹介！
住所：〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
公式HP：https://museum.geidai.ac.jp
上野駅のアートスポット4選
1.猪熊弦一郎作「自由」
傘をさす人に入浴中の人、馬に犬……さまざまなモチーフが描かれた壁画がJR上野駅の中央改札口に設置されています。作者は東京藝大出身の洋画家・猪熊弦一郎。第二次大戦終戦から6年後の昭和26（1951）年に描かれました。
▼タイトル「自由」の由来も！ 壁画について詳しくはこちら
上野駅に猪熊弦一郎の作品が設置されている理由は？中央改札口の壁画の魅力を探る
2.朝倉文夫作「三相」
JR上野駅中央改札口近くに設置されているのが、彫刻家・朝倉文夫の作品「三相」。3人の女性が背中を合わせ立っている姿が彫られており、この3体は「智情意」を表しているといいます。上野駅開設の年と朝倉文夫の生まれた年が同じ明治16（1883）年であることから、駅に寄贈されたというエピソードが残されています。
▼そもそも朝倉文夫ってどんな人？
朝倉文夫とは？ 東洋のロダンと呼ばれた作家の作品を紹介！
3.朝倉文夫作「翼の像」
「三相」と同様、朝倉文夫の作品である「翼の像」。上野駅のグランドコンコース内に設置されており、待ち合わせスポットとしても多くの人々に長年親しまれてきました。そんな「翼の像」は、上野駅開設75周年と東北特急「はつかり」の運転開始を記念して、昭和33（1958）年に台東区から寄贈されたといいます。
▼上野駅から少し足を伸ばして朝倉文夫の自宅兼アトリエを訪ねてみませんか？
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4.平山郁夫作 ステンドグラス「昭和六十年春 ふる里・日本の華」
東北・上越新幹線の開業を記念して昭和60(1985)年に制作された「昭和六十年春 ふる里・日本の華」。新幹線が通る沿線各地の代表的な花木や風物が扇の中に表されている、ステンドグラス作品です。原画を手がけたのは、日本画家の平山郁夫。当時は新幹線のコンコースに設置されていましたが、現在はJR上野駅の中央改札口の券売機の上に移設しています。
5.宮田亮平作 ステンドグラス「上野今昔物語」
パンダに西郷隆盛像など上野を象徴するモチーフが多く描かれているステンドグラス作品。東京メトロ上野駅地下1階改札外コンコースに設置されているのは、金属工芸家の宮田亮平氏が監修・原画を手がけた「上野今昔物語」です。国の重要な文化拠点として発展してきた上野エリアの明治時代から現在に至るまでを紹介しています。
上野の歴史や文化を感じられる建築スポット
旧東京音楽学校奏楽堂
「台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」は、国の重要文化財にも指定されている貴重な建築。明治時代を代表する建築家、山口半六と久留正道により設計されました。建物の2階にある奏楽堂は、日本で最も長い歴史を持つ音楽ホール。日本で初めてオペラが上演されたのもこの奏楽堂でした。老朽化により解体の危機に瀕したこともありましたが、市民団体をはじめ、音楽関係者や建築学会の人々による熱心な保存活動により現在の場所に移築復元され区の音楽ホールとして再開館しました。そのため、現在でも日本最古のホールで音楽を楽しむことができます。
▼屋根や窓ガラスも見逃さないで！ 旧東京音楽学校奏楽堂についてもっと詳しくはこちら
旧東京音楽学校奏楽堂は建物にも注目！歴史と見どころを紹介
住所：〒110-0007 東京都台東区上野公園8‐43
公式ホームページ：https://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/
上野東照宮
JR上野駅公園口より徒歩5分の場所に位置する「上野東照宮」は、江戸幕府を開いた徳川家康公（東照大権現）を祀った神社です。寛永3（1627）年に創建されました。上野東照宮には、社殿をはじめ、唐門、透塀（すきべい）、神鳥居、48基の銅燈籠（どうとうろう）など、たくさんの国の重要文化財があります。建造物には、当時の最高技術を駆使して作成された鷹や鳳凰など、大陸から伝わる吉兆を表す動植物の絵や彫り物で、華やかに装飾されています。上野東照宮は、境内を歩いているだけで、屋外で美術鑑賞をしているような贅沢な気分に浸れます。
▼狩野探幽の壁画も？ 上野東照宮のみどころもっと詳しくはこちら
徳川家康を祀る上野東照宮に行ってみた！美しすぎる社殿のすべてを紹介
住所：〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88
公式ホームページ：https://www.uenotoshogu.com/
上野でアートを購入するならここ！
藝大アートプラザ
藝大アートプラザ 上野は、東京藝術大学の学生、卒業生、教員など、藝大に関わる作家たちの作品を展示・販売するスペース。常設展のほか、年5〜6回の企画展を開催しています。182m2のギャラリースペースに、常時100点の作品を展示。企画に合わせた書籍も販売しています。藝大アートプラザ 上野では、訪れるたびに新しい作品や新しいアートの楽しみとの出合いがあります。
▼過去企画展の様子はこちらから
・後期展も続々と新作が登場！写真で見る企画展「The Prize Show！～What’s 藝大？～」後期
・大賞受賞作家の新作が一堂に！写真で見る企画展「The Prize Show！～What’s 藝大？～」前期
・死をモリモリ想って、辿り着いた先はハッピー⁉︎企画展「Memento Mori 〜死を想え、今を生きよ〜」鑑賞レポート
・上野にもうひとつの動物園が出現！企画展「Art Jungle 藝大動物園」鑑賞レポート
住所：〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
アクセス：https://artplaza.geidai.ac.jp/aboutus/